山﨑八幡宮の末社・兼務社のご紹介

山﨑八幡宮では山﨑八幡宮のほか、3社の末社と兼務社の御朱印も頒布しております

 

【富田護国神社】

富田護国神社は明治2年、徳山藩山﨑隊として、明治維新に若い尊い命を捧げた23柱を祀るため、永源山に建てられた招魂社をはじまりとします

昭和16年、富田町民3000有余の労働奉仕により永源神社が創建され、その後昭和44年に現在の護国神社となり、周南地区戦没者1224柱が合祀されることとなりました

 

 

【黒髪厳嶋神社】

黒髪厳嶋神社は周南市の黒髪島に鎮座し、宗像三女神として名高い市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)、田心姫命(たごりひめのみこと)、湍津姫命(たぎつひめのみこと)を御祭神としてお祀りしています

嚴島神社造営の際、宮島の候補地の一つとなっていましたが、七浦に一浦足りず宮島に選ばれなかったという話が残っています

そこから黒髪島は神聖な島として、人の立入が厳しく禁じられるようになりました

その後、黒髪島で採掘される御影石が国会議事堂に使用されたことから全国的に有名になりました

現在は定住者はなく黒髪石材株式会社の通勤船が採石場へ関係者を運ぶのみとなっており、参拝者の方々には遥拝という形でお参りいただいています

 

 

【大津島回天神社】

回天とは、太平洋戦争の戦況が厳しくなる中、魚雷に人間が乗込み操縦し、敵艦隊に体当たりするという特攻兵器です

脱出装置はなく、一度出撃すると生きて帰ることの出来ない、必死の兵器でした

「天を回らし戦局を逆転する」という願いが込められ名付けられた回天の基地が最初に設けられたのが周南市の離島、大津島です

終戦により、回天顕彰会が預かっていた回天烈士の御霊は山﨑八幡宮に安置され、毎年慰霊祭が斎行されていました。その後、帝人株式会社徳山事業所の撤退により、同社白浜神社に祀られていた回天烈士の御霊も合わせて安置することとなりました

令和元年113日、回天顕彰会及び大津島回天神社設立準備委員会の有志により、戦没回天烈士百六柱を祀る神社として回天神社が創建されました